【基礎知識】クレジットカードのお金の流れや店側のやること・メリットまとめ

クレジットカードで支払いをした時のお金の流れ

クレジットカードの支払いをした時のお金の流れをご存知ですか?
カードを使って支払いをするまで時間があったり、支払いを出来なかったときなどはお店にお金は行くのか、などを確認してみましょう。

基本的なお金の流れ

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引用:http://www.777money.com/kariru/card_4.html

消費者、つまりはカードを持っている本人が買い物をすれば、お金は後払いで商品はその場で渡されます。
つまりはクレジットカードを使って『ツケ』で支払うと言った形ですね。

消費者が商品を買って、どれぐらいお金が誰に入っていくのかを具体的に見てみましょう。
例として、1万円の商品を買った際のお金の動きを追っていきます。

クレジットカードのお金の流れ
消費者 販売店 カード会社
商品購入 1万円の商品を渡す
支払い締め日 1万円を支払い 1万円を納金
カード会社の支払い ポイント入手 9万5千円を納金 9万5千円の支払い

※便宜上消費税などは除外してあります(以下同様)
※加盟店手数料は5%で計算(以下同様)

カード会社によって先に手数料を引かれるか、あとでまとめて納金するかは変わりますが、多くの場合支払額の中から差し引かれて渡されています。
消費者は商品の購入をするのと一緒に、ポイントを貰えるので現金払いよりもメリットがあります。

一見、販売店側のメリットが無いように見えますが、高額商品の購入や、確実な支払いを受けられる点から、手数料を引かれる以上にメリットは大きいと考えられるのです。

支払いが遅れたり、引き落としが出来なかった場合

クレジットカード滞納時のお金の流れ
消費者 販売店 カード会社
商品購入 1万円の商品を渡す
支払い締め日 滞納
カード会社の支払い 9万5千円を納金 9万5千円の支払い
10日後の支払い 1万円+遅延賠償金の支払い 1万円40円の納金

※遅延賠償金14.6%で計算

消費者の支払いが遅れた場合でも、販売店に代金が支払われるため、大きなメリットがあるといえるのです。
一度クレジットカードのカード会社が負担する形です。
消費者は、滞納をして契約違反となっているので、その賠償金を支払います。

遅延賠償金の額は『1万円✕14.6%÷365(年間日数)✕日数』で計算されます
うるう年の場合は、この計算の365日が366日に変わります。

現金取引との大きな違い

現金取引との大きな違いは、商品購入時にお金を取り扱わないという点です。
当たり前に聞こえますが、これはお店側の『防犯』や『客単価向上』に大きく貢献します。

お店に売上金額、お釣りなどの現金を多く置かなくて済むため、強盗に入られた時や、従業員の横領などの不正を減らすことが可能になるのです。
また、カード決済をした金額がまとめて納金されるので、経理上の手間も省けて、色々な利点があると言えますね。

客単価の向上としては、1万円の商品がほしいのに、今財布に8千円しか入ってない、となるとお客さんは諦めて帰ってしまう事が多いそうです。
クレジットカードがあれば、その1万円の商品もその場で買うことが出来るので、少し高い買い物をして売上に繋がる可能性が高いのですね。
他店舗での購入される可能性も減らせるので、お店側としてもメリットが大きいのです。

お店(販売店)がやってるクレジットカードの業務は?

実際にお店で行われているクレジットカードの業務は『会計』の他にも『端末の導入』『決済情報の管理』などがあります。

今はICカードが主流になってきているので、サインよりも暗証番号の入力を求められるケースが増えてきました、サインでカード決済を行う場合『サインと裏面の文字の差異を確認する』という事も必要になります。

分割払いやリボ払いはお店にお金はいつ届く?

分割払いやリボ払いをした際に、消費者は何ヶ月かに回数を分けて支払います。
カード会社からお店に支払いがされるのは基本的に一括で支払われます。
なので分割払いをしても、お店の人には迷惑がかかりません。

カード会社がクレジットカードの支払いを、一度肩代わりをして、その後ちゃんと返してくれればいいよ、というのが分割払いのシステムです。
その時にかかる『利息』が、待ってもらったお礼に払うお金、という見方が出来ますね。

ただし、分割払いやリボ払いをやりすぎると『利息』が増えやすいので、十分に注意をして下さい。

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