個人の限界を試算。できる借金いくらまで?クレジットカードを活用?
限界まで借金をする方法をしる前に
この記事はあくまで限界はどこなのか、という点を見極めるために試算するのが目的です。
借金を推奨するものではありません。
無意味な借金は絶対にやめましょう。
お金を借りるなら必要な分だけ、返せる分だけ。
お金を借りるならどこから借りれるのか
まずお金を借りられる場所はどこにあるのかを洗い出してみましょう。
- クレジットカード
- カードローン
- 目的ローン・その他のローン
- 銀行の融資
- 日本政策金融公庫
- 奨学金
- 親戚・友人
- 給料の前借り
- 担保融資
- クラウドファウンディング
- 闇金
- クレジットカード現金化
意外と多くの種類があることがわかります。
全体的に見てみると、ほとんどのもので『信用情報機関』に関係していることがわかります。
日本政策金融公庫も、CICや全銀連(教育ローンなどの場合に限る)に加盟しているので、信用情報が記載されます。
親戚や友人に借りたり、闇金を利用するなど、人に直接借りるものは、信用情報に加盟していないので、入っているものと入っていないもので分けられますね。
信用情報機関に属している貸金業の多くは年収の3分の1まで
日本には『貸金業法』という法律があるので、年収の3分の1までしか、目的もなくお金を借りることが出来ません。
ただし、目的があれば貸金業法とは違い割賦販売法などに基づいて貸し出されるため、この3分の1を超える借入が出来るようになります。
そのため、住宅ローンやクレジットカードのショッピングも借金として、3分の1を超える借入が可能になるのです。
実際に限界まで借金をする手順と金額
実際に限界まで借金をする手順を紹介するに当たって、架空の人物像を立ててみたいと思います。
今回借り入れするのは、年収500万(社員報酬400万、副業100万)、30歳、既婚3年目子供なし、会社員6年目、過去の借入経験は奨学金とクレジットカードのみで、返済遅延なし、実家暮らし。
という、金融取引上理想的な状態から考えてみます。
まずは公庫などの公的機関から借入
お金を借りる際の口実として、業務として必要など、事業資金として使うもので借入をすることが可能です。
個人事業主であったり、法人化しているのであれば、公庫などの公的機関から借入をすることが可能です。
公的機関からの借入の貸付率が低いので、最初に借りるべきところです。
今回は、副業で行っている事業の拡大目的で、150万が借りられたと仮定しておきます。
次に借りるのは銀行などの金融関係
こちらも金利が全体的に安いので、借入が可能です。
副業にしている事業の拡大目的と、住宅ローンのために借入をする形で考えてみます。
まず、住宅ローンに関しては、実家のリフォームのための資金、という理由で借入をしたとして、1,000万の審査が通ったと仮定しましょう。
他に目立った審査否認理由が無いという理由で審査通過が出来たと考えます。
次に、事業拡大目的の借入で、こちらも同様300万を借りられたと考えます。
かなり現実的。クレカや消費者金融を使った借入
国や銀行から借りれるものを借りらたら、次に借りるのは民間の金融企業。
ます、現金を直接借りるなら『クレジットカード』と『カードローン』のキャッシング枠です。
過去の借入履歴が、クレジットカードを毎月使い、遅延なく払っているという状態なので、限界ギリギリまで借りられる状態だと考えてみましょう。
その場合、年収が500万なので、年収の3分の1である約166万借入が可能になります。
総量規制が対象外の銀行カードローンに関しても、基本的に年収の3分の1を超えた額を最初から契約できないので、今回は除外します。
クレジットカードのキャッシング枠100万円と、消費者金融で50万円のキャッシング枠の合計150万を借入出来たと考えてみましょう。
クレジットカードはキャッシングで終わりじゃない
次に、クレジットカードにはショッピング枠もあります。
ショッピング枠の現金化は法律に触れる恐れがあり、なおかつクレジットカードの利用規約、約款の違反となります。
クレジットカードの利用を急に止められて、一括請求をされる恐れもあるので絶対に現金化は手を出さないようにしましょう。
今回は通常のショッピングを限度枠限界の200万まで行ったと仮定します。(200万円もどうやって使ったかは考えません)
まだまだ借りるならクラウドファウンディング
事業資金がまだ足りない、という理由で、クラウドファウンディングを利用したとします。
今回は、事業の拡大が成功したら利息をつけて返済をする融資型のクラウドファウンディングを利用した場合で考えてみます。
事業の内容がかなり利用者と親和性が高く、700万円の融資が募ったと考えておきましょう。
借りすぎて首が回らなくなって給料の前借り。親戚や友達にお金を借り始める
今回のケースの場合、本業にしている年収400万円の仕事があります。
なので、給料の前借りも可能で、月収の30万円を前借りしてしまいます。
そして、親戚や友人に事業拡大の話を持ちかけ、300万円を借入したとしましょう。
再生不能になるまで借りるなら闇金もつかう
ここまで借りて、普通に考えたら借りる必要は絶対に無いと思いますが、私達の想像もつかない理由で闇金にも借りなければならない状態になったとしましょう。
闇金は初めて貸す相手に多額の融資をしません。
しかし、ある程度収入があったり、会社勤めをしていることから、50万借りられたと考えてみましょう。
実は隠れてた。奨学金も返済中
ここまできたら、奨学金は第一種と第二種の併用貸与を行っていたと考えてみましょう。
大学生の間の4年間と、高校生の間の3年間借入をしていたとした場合、毎月15万の借り入れが7年間あり、借入額は1260万です。
これを大学卒業後6年間で月々3万円返済していたと仮定し、216万返済完了して、残り1044万です。
今回の仮定したケースでの借金総額
目的 | 金額 |
---|---|
国金 | 150万 |
住宅ローン | 1,000万 |
銀行融資 | 300万 |
キャッシング枠 | 100万 |
ショッピング枠 | 200万 |
カードローン | 50万 |
クラウドファウンディング | 700万 |
給料前借り | 30万 |
親戚、友人 | 300万 |
闇金 | 50万 |
奨学金 | 1044万 |
合計 | 3,924万 |
ほぼ有りえませんが、全体を網羅した借入方法としてはこんな感じになりますね。
年収500万円の人が約4,000万も借入をしていたら、返済がおそらく不可能です。
今回の場合闇金などからも借りているので、全体で約10%の利息がつくとして、単純計算で年間約392万も利息で支払わなければなりません。
これで借りたお金を使って副業が大成功したら話は別かもしれませんが、多分普通に考えたら生きていきません。。。
ちなみに、今回の場合2016年現在での法律の状況で書きましたが、数年前であれば貸金業法など様々な法律が緩かったので、おそらく5000万ほど借りられたと考えられます。
また、途中で他のところからの借入があり、信用情報が悪化したという理由などで、一括返済を求められるケースも考えられます。
その時点で他のところから借りられない事もありますが、今回のは机上の空論なのであくまで借りれた、と考えておいて下さい
最後にもう一度念押しで書きますが、あくまでこの記事はあくまで限界はどこなのか、という点を見極めるために試算するのが目的です。
借金を推奨するものではありません。
無意味な借金は絶対にやめましょう。
お金を借りるなら必要な分だけ、返せる分だけ。
絶対にですよ!