利用者もクレジットカードのカードリーダーの種類を知って安全対策を強化しよう!

意外と多い。クレジットカードのカードリーダーの種類

カードリーダーの種類は、大きく分けて『磁気ストライプ式』と『ICカードリーダー』の2種類に別れます。
ですが、形状も様々で、色々な所で活躍しています。
形状別に色々なクレジットカード端末の種類を見ていきましょう。

いちばん身近なPOSシステム。コンビニやスーパーなど

レジの横に置いてあるクレジットカードの決済機。
POSシステムは、レジなど金額をそのまま出したりと、入力ミスの防止などに役立たれます。
簡単に操作が出来るので、間違えなども少なく、スピーディーにレジ業務を行えます。

スマホにセットするタイプのカードリーダー

『Square』や『Coiney』などをスマホやタブレットにセットして、読み取った情報を送信するカードリーダーなどもあります。
小売店やイベントなどで活躍します。

ただし、ハッキングなどに弱く、スキミングなどの被害に会いやすい端末でもあるので、注意が必要です。

今ではほとんど見かけないインプリンタ

今ではほとんど見かけなくなった『インプリタ式』のカードリーダーもありました。
カードに刻まれた凸凹の数字を読み取る方式のものです。
ネット技術が発達する前のアナログ式のもので「ガッシャン」「ガッチャン」などの愛称で言われていたようです。

コレに関しては、電子決済をしないので『クレジットカードの利用枠を電話で確認する』などの手間がかかる上、安全性も低いです。
中東など、一部の発展途上国では使われているようですが、日本国内では機械トラブルなどが無い限り使われることはほとんど無いと考えて良いでしょう。

サインと暗証番号の入力が変わる!カードリーダーの種類

クレジットカードを使った時に『サイン』と『暗証番号』を求められますが、なぜサインと暗証番号で違うのかといえば“カードリーダーの種類が違う”ということがあります。

サインと暗証番号のカードリーダーの種類

サインを貰う必要があるのは磁気ストライプ式のものがほとんど。
安全性が低いので、ちゃんと本人が購入したという履歴を残すために、サインが必要になるのです。

磁気で目に見えないようにしたバーコードを読み取って、それを元にカードの決済情報を会得します。
ですが、目に見えないようにしただけなので、機械で簡単に分かってしまいます。この手法をスキミングと言います。
このスキミングなどの不正利用が合った際に、保証や保険でお金が返ってくるように、普段ちゃんと自分が利用しているということを、利用者はサインで証明する必要があります。

それに対して、IC式のカードリーダーは暗証番号だけで済みます。
IC式のものは暗号化されたデータなので、普通の機械で情報を抜き取ることが出来ません。
なので、サインよりも『本人しか知り得ない情報』の暗証番号を組み合わせることで、安全性を保つことが出来るのです。

安全性が高いのはICカードリーダー!今後ICカード式が中心に

カードの決済をする時にスライドをさせてカードを読み取るものと、中にカードを差し込んで読み取るものがありますよね。
スライドで読み取りをするのは『磁気ストライプ式』のカードリーダー。
なので、今後クレジットカードの利用ではICカードリーダーの差し込むタイプが主流になってきます。

2020年の東京オリンピックに向けて、経済産業省がセキュリティの向上に努めようと動いています。
海外からの利用客も増えていくので、なりすましなどの防止で安全性の向上が期待されますね。

参考:経済産業省

利用者が知っておきたい安全対策

カードリーダーの種類によっては、気づかない間にスキミングをされる事などもあるので、やはり利用者は『サインをちゃんと書く』『暗証番号を教えない』というのが最善の対策です。

他にも、多くの場所で呼びかけられていますが、ATMなどで不審な機械を見つけたら利用しない。
人目につかない屋外のATMを使わない、などの安全対策を行なうのが良いでしょう。

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