クレジットカードにはどんな種類がある?提携カードとプロパーカードの違い

プロパーカードはクレジットカード会社を代表する種類のカード

どの企業とも提携せずに発行しているクレジットカードをプロパーカードと呼んでいます。
プロパーカードはクレジットカード発行会社と国際ブランドだけでサービスを提供するクレジットカードです。

このプロパーカードはクレジットカード会社を代表する顔ということもできるほど、クレジットカード会社にとっては重要。
例えば三井住友VISAカードクラシックやJCB一般カードがその代表ですね。
ところがクレジットカード全体の発行枚数ではプロパーカードよりも提携カードが多いのです。

提携カードはサービスの種類が豊富

クレジットカード会社が企業と提携して発行しているカードを提携カードと呼びます。
提携カードは提携企業もサービスを提供するのでプロパーカードに比べて、高い質のサービスを提供できます。
また、年会費無料カードが普及するきっかけになったのも、提携企業が年会費を負担したからです。

今では提携カードの発行枚数はプロパーカードを超えるまでになりましたが、提携カードは年会費有料が増えています。
どの業種でもカード年会費負担が厳しい状況なのかもしれませんね。

提携先は企業だけではない

提携カードにも種類があり、非営利団体と提携しているカードをアフィニティーカードといいます。
非営利団体といっても幅広く存在していますが、例えば大学の同窓会、スポーツチームなどと提携してクレジットカードを発行し、売上の一部をその団体に寄付したり、運営費の一部としたりするカードもアフィニティーカードです。
中には環境保護活動などに寄付するクレジットカードもあり、この場合は社会貢献型カードとも呼びます。

クレジットカードのグレードによる種類

クレジットカードにはグレードもあり、そのグレードによっていくつかの種類に分けることができます。

スタンダードカード
クラシックカード、一般カード、普通カードなどという名称となっている最もノーマルでクレジットカード会社を代表するカード。
ゴールドカード
スタンダードカードの標準年会費は1,250円ですが、ゴールドカードは年会費10,000円と高額。
空港ラウンジ無料サービスといったスタンダードカードにはないサービスを提供。
プラチナカード
ゴールドカードのサービスをさらに進化させ、コンシェルジュサービスなども付帯した上級カード。
 年会費は50,000円でプライオリティパスの会員登録無料サービス付きで、主に招待制によって入会が可能になる。
プレムアムカード
プラチナカードもプレミアムカードと呼ぶことがあるが、主にアメリカン・エキスプレスのセンチュリオンやダイナースクラブプレミアムカードといったカードのことをいう。
ブラックカード
プレミアムカードのカードデザインが黒をメインにしているためブラックカードという通称名もある富裕層向けの最上位クレジットカード。

その他の特殊なカードの種類もご紹介

その他にも下記のような名称のクレジットカードがあります。

エンボスレスカード
カード表面に文字を浮き上がらせる加工(エンボス加工)を施していないクレジットカード。
エンボス加工は手動でカード伝票作成するときに必要だが、エンボス加工なしのクレジット端末機専用のカードはエンボスレスカードと呼ぶ。
ハウスカード
特定の系列店舗でしか使えないクレジットカードで、ガソリンカードなどに多い。
ICクレジットカード
ICチップ付きで偽造不可能な安全性の高いクレジットカード。
カードショッピングのときも専用端末機ではサインではなく暗証番号の入力をする。
休眠カード
クレジットカードを作ったあと1年以上利用していないカード。
一体化カード
複数の機能を1枚のカードにまとめたクレジットカード。
クレジット機能の他に、電子マネーやキャッシュカード機能をつけることが多い。

どんな種類のクレジットカードも基本機能は同じ

クレジットカードにはいろいろな種類があることがお分かりいただけたと思います。
でも、かえってどんなカードが良いのか迷ってしまう原因になったかもしれませんね。

クレジットカードという名称であればどのカードも使い方は同じで、基本機能も変わりませんのでご安心を。
いちばん大事なのは、自分はどんなサービスが必要なのかをはっきりさせることで、これさえしっかりしていれば目移りせずにクレジットカードを選ぶことができます。

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