クレジットカードは同じ店の中でサインが必要とナシのものがあるの?疑問を解決

そもそもクレジットカードをサインレスで決済出来るのはなぜ?

クレジットカードで支払う時、サインが必要なお店と、サインレスのお店の違いは大きく分けて2種類あります。

  1. 『磁気ストライプ』『インプリンタ』を使っている場合に、サインが必要
  2. 店舗とカード会社の契約方法でサインレスになっている場合

多くの場合で、サインが必要なのは『磁気ストライプ』が使われています。
磁気に隠されたバーコードを読み取った情報で決済をする方式です。
サインをするのは、カードの持ち主であることを裏面のサインと照らし合わせたり、不正利用があった際に保証をされるための手段として用いられます。

お店はサインが必要な所と不要な所の売り場を分けることが出来る

コンビニやスーパーなどでは、一定額未満であればサインや暗証番号入力をナシで決済可能になっています。
その理由は『レジの混雑』や『防犯』『万引きの防止』などが主な理由として挙げられます。
コンビニだと朝の通勤ラッシュの時に毎回サインを求めていたら、他の利用者が困ってしまいますよね。また、サインをしている間に、万引きが起きても気づくことが来ません。
そのような事態を回避するために、サインレス決済も必要になるのです。

ドラッグストアの場合は、基本サインレスで、化粧品や薬など、高価な品物の場合のみサインを求める、ということもあるようです。

磁気ストライプとインプリンタはサインが必要。ICは暗証番号

クレジットカードを使用する際の基本で、国際的にも『磁気ストライプ』『インプリンタ』はサインが必要で、『ICカード』は暗証番号で承認することが出来ます。

これは、安全性が大きな理由だと考えられます。

磁気ストライプとインプリンタは安全性の問題がある

磁気ストライプは、今でもよく見かける、カードを溝に通して磁気を読み取るタイプのものです。
今ではほとんど見かけなくなったインプリンタは『ガッシャン』や『ガッチャン』などとも呼ばれていて、エンボス加工を写し取る機械です。

磁気ストライプの物は『スキミングをされる』という問題点があります。
決済や、ATMを使った際などに、カードの情報を抜き取られて、不正利用をされる事があります。
不正利用の早期発見と証拠の、両方を兼ね備えた手段がサインだと言われています。

インプリンタはアナログ式のもので、3枚程度のカーボン紙に番号を印字して使います。
この時に、顧客情報の照会などが行われない物が多いため、様々な問題、トラブルが起きやすい利用方法です。
発展途上国などで使われることが多く、日本では停電対策などで用意している企業もあるそうです。
こちらも磁気ストライプ同様に不正利用の早期発見、証拠としてサインが用いられます。

サインであれば、筆跡などで偽造の有無なども確認出来るので、大きな強みだと考えられますね。

ICカードの場合に暗証番号である理由

ICカードを使うと暗証番号を求められるのは『暗証番号は他の人が知り得ない番号』だからです。
0000と9999がNGなので、9998通りの中から1つを探し出すのはかなり難しいという理由からですね。

ICカードの決済の場合は、磁気ストライプと違い、暗号化されたデータをやりとりが出来るので、カードの偽造が難しくなります。
そのため、本人確認が出来る事が最優先となるのです。

もしも同じ店の中でクレジットカードのサインレスとサインが必要な所があったら

スーパーなどで1階と2階でカードを使ったら、1階はサインがいらなかったのに、2階はサインが必要だった。
という経験がある方がいらっしゃいました。

このケースで考えられるのは『1階は混雑が予想されるのでサインレス決済』で『2階は高価な品物を取り扱うのでサインが必要』ということが考えられます。

また、他のケースとしては、同じお店に見えても、実は経営会社が別で、それぞれサインレスとサインが必要、という契約をそれぞれ行っているということも。

サインレスの金額以上の買い物をしていたなど、他にも色々なケースが考えられますが、同じ店の中で『サインが必要』と『サインレス』が別れることはたまにあることなので、深く気にしすぎる必要は無いでしょう。

気になるのであれば、明細票などに注意を払っておくことをオススメします。

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