現金の方がクレジットカードより支出が少ない研究結果!実際どっちがいいのか
ポイントと支出を減らすのはどちらを優先?
クレジットカードを使う時に、気になるのは『還元率』と『ポイント』ですよね。
ですが、クレジットカードと上手に付き合っていくのであれば『支出を減らす』事をメインに考えて置いたほうが良いです。
クレジットカードより現金払いのほうが無駄遣いが少ない
ニューヨーク・タイムズの記事にもなっていましたが、現金払いのほうが無駄遣いを減らせるという結果が出ています。
日本と多少経済状況や、生活様式が違うので全く同じ結果にはなりませんが、参考程度に見ていきましょう。
- 20ドル(およそ2000円)以下の買い物は、現金で支払う。
- リボ払いを使った場合は20%の金利がかかる。
というルールで行った所、一人あたり50セント(およそ50円)ほど支払いの量が低くなった、という研究結果が出ています。
リボ払いに関しては、日本の貸金業法でも20%が上限金利なので、参考になると思います。
「支払い時にお財布からお金がなくなったという感覚は、現金のほうが高い」
という研究結果を語っています。
ポイントより支出を減らしたほうがいい理由
ポイント還元率にこだわりすぎて、支払いをクレジットカードだけにしていると『支払い』の額がかさばってしまうことは少なくありません。
研究結果にもある通り『支払ってお金がなくなった感覚』は現金のほうが強い、と言うのはなんとなく理解できますよね。
支出の金額を、意識的に減らしていくので、現金払いは一つの手段だと考えられます。
クレジットカードをやめて、ずっと現金主義のほうがいいの?
極論にはなりますが、現金払いだけにするのも、問題・不安が残りますよね。
かと言って、クレジットカードを持っていたら支払いが増えそうで怖い。
そこで、現金払いと同じように、クレジットカードでも『お金がなくなった感覚』を得られる方法を推奨します。
クレジットカードが無いことでのデメリット
クレジットカードがないことでのデメリットは、やはりネットショッピングなどが多く関わってきます。
また、旅行などの『保証』があるお金は、クレジットカード以外にほとんどありませんので、保証の面でも現金は危険だと考えられます。
実際に今の日本では、クレジットカードがなくても生活は出来ますが、今後どうなるか分かりません。
海外で取り入れられているクレジットスコアが、日本で導入された場合はクレジットカードを持っていない人はかなり不利になると思います。
利用して、滞納をしない。と言うのは色々な面で強い信用情報になるので、完全に断捨離をするのはオススメ出来ません。
クレジットカードの支払の感覚は帳簿で覚える
クレジットカード払いをした時の支出を、全部手で書いていきましょう。
自動で支出額を計算してくれるアプリなどもありますが、できれば自分の手入力を毎回行なう方が良いです。
自動でチェックをツケてくれるアプリの場合、Web明細票と同じ様な効果で、後々見て『使いすぎちゃったなぁ』と思う事が多いそうです。
それに対して、毎回チェックをつけるのは『面倒だけど、いくら使ったか分かる』というのが、現金払いと同じような効果を得らることが期待出来ます。
カンタンな家計簿アプリなどもあるので、使うたびにちょと入力をする、というふうにすれば、ポイントも溜めて、使いすぎも防止出来るので一石二鳥です。
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Google Play:かわいい♪おこづかい帳
利用制限のあるカード作る
もう一つの手段として、限度額を低く設定したカードを作るのも一つの手です。
利用限度額を下げることは、審査が不要なので、結構カンタンに出来ます。
ポイント還元率のいいカードを1枚作って、それをメインに使っていくのも一つの手でしょう。
当たり前ですが、利用限度額までしか使えないので、使いすぎ防止に役立ちます。
ただし、注意点も。
1度下げた限度額を、引き上げるのが必要な時は、再度審査が必要になります。
何かしらの要因で審査基準が満たされない場合は、今まで使えたはずの枠がなくなってしまうので、緊急時に困ってしまう可能性があります。
なので、できれば今あるカードの限度額を下げるのではなく、新しくカードを作っておく方をオススメします。
カードの数が5枚を超えている人の場合は、1枚の限度額を下げるのでもいいかもしれません。
結論。クレジットカードは使い方を工夫するのが一番
今回のニューヨーク・タイムズの記事でもありましたが、使用する金額に制限を掛けたり、実際にカードを使った時に『いくら使った』という把握をすることが、無駄遣い防止につながります。
どうしても無駄遣いが止められない、という人は『カードの利用額の制限』をかけることも検討してみましょう。
『お金を使った感覚』をちゃんと持って、自分の負担にならないようにカードと付き合っていくのが大切ですね。